ウソ日記

ない。ある。

2008-01-01から1年間の記事一覧

じっと

「どいてよ、そこはタケノコの出てくるとこだから。」「ごめん。」 そういって、ニオは赤い座布団をもってきて、そのまえに敷いて、座りこむ。待ってるの。そう言う。タケノコの出てくるまで。竹林に雪が降ってくる。 ニオがその場所をじっと見ている、その…

物欲デジデジ

デジカメ:リコーのR10買った。オーディオインターフェイス:欲しい。要らんけど欲しい。ヘッドフォンが駆動ノイズ拾いまくるので。HDD:バックアップに欲しい。ただ、もう少し調べないとどれがいいか分かんない。DVDに焼け? それはその通り。

アナログオンラインゲーム

マーガレット楽しいよマーガレット。本家:http://www.geocities.jp/steppersstop/log/event/marguerite_rule.html四捨五入:http://19907.web.fc2.com/marguerite_rounding.html本戦負けちゃったけど、四捨五入は何とか一回戦突破。TCG楽しいよTCG。本家:h…

残り物

残り物。 残ったものには福があるとの言い伝えから、塔では毎日の食事を残りを大事に取っておく。一年の終わりのお祭りの期間に、それを取り出してみんなで食べる。そうしてそれに残ったものだけが、残されていく。あまりに意味のない篩い分け。僕たち子供だ…

タカハシさん

街が笑うように、わたしもまた語りたい。 タカハシさんと、僕達は呼んでいた。何のことはない、両側に塔のある跳ね上げ橋である。その開閉機構は大昔は使われていたのだろうけど、僕らはタカハシさんが、その橋体を動かすところを見たことがなかった。タカハ…

ピカクレ

先の週末に、ピカソとクレーの生きた時代だかなんだかそんなタイトルの特別展を、名古屋市美術館に見に行きました。その日でラストだったんで。 クレーの絵がリリカルすぎてときめきました。板に布張った上に描いてある、あの、太い線と色彩のシリーズ。やっ…

ハツネミク

「鯖織り達の攻勢により完全に包囲された首都東京。鮭GUY達の航空支援によりなんとか陥落を免れている。だが、人々はそのことを知らない。知らないのだよマイダーリン。」「ほほう。」「彼等は不断の日常を生きている、普段の会話に享楽し負担の重みに耐…

しーおーつー

「二酸化炭素?」「二酸化炭素。」「それがどうしたの?」「二酸化炭素が増えている。」「まあね。温暖化だっていうからね。」「それだけじゃあない。」「?」「壮年ニートも増えている。」「?」「二酸化炭素。」「二酸化炭素?」「壮年ニートが息をする。…

近況報告

あ、ギブスがとれました。あと、髭もそったよ!

うっかり

寒いのに息が出来ないつまづかないようにつまづかないようになにかおいしいものをたべたい。体が若鶏のローストする前のあの一羽まるごとに見えて、うっかり噛み付いたら殴られた。わき腹の一番下の肋骨のちょっとした。ひろがる血の味はどっちのものか。こ…

水路

そんな膂力がある作品でもない、でも好き。 柔らかな水の匂い、芦原をかきわけたときの、葉や茎の擦れる音。水鳥がばたつき、淀みから小船が一隻漕ぎ出されてくる。 洲の小さな砦跡。目の前は一応は本水路だったのだろうけど、もちろん監視するべき対象がわ…

ミソにはミソのやり方を

飲み屋からもらった、鍋に半分くらい入ったミソ汁を側溝に捨てる。きっと豆ミソ赤だし、思いっきり名古屋系。 エンベロープを廃棄する。なだらかにそして健やかに。窒素の硬度に愛を求める。 ミソは流れて何処へ行くのか。都市下水の中で成熟し、ミソを超え…

メタボと酒と戦争と

我々はこれより、伊藤市長をメタボから救おう大作戦にかかる。準備はよいな? イエス・サー・イエス!! よし。第一分隊は前へ、お歳暮のビール、発泡酒を殲滅しろ! イエス・サー・イエス!! 第二分隊は私に付いてこい! 後方の冷蔵庫、最高級霜降り牛を強…

ヨルハシル

先日、仲間の運転する車で夜の高速を南方へひた走っていたのであるが、ひどい霧にまかれて往生した。濃い塊に突入してしまえば、50m先の視界も怪しいのである。「ヘイ、ジョニー。前のトラックはなんでブレーキを踏みっぱなしで走ってるんだい?」「HAHA…

サケジザケ

今、素材屋で飲んでいるんですが、木曽路、いいですね! 長野の地酒。最安の日本酒として提供されているんですが値段に見合わない、……いや、むしろ値段にきちんと見合った軽やかさ。安いポン酒に特有の無駄な甘味や無駄な旨味がありません。もう一合、といき…

勝手

勝手は勝つ手、即ち勝利へのゴッドハンドだと思いますが、それは言葉の綾だとも思います。

逃げ待ちホリワ

逃げていく相手にホーリーワードをかけましょう。行く先は険しい道、その困難を乗り越えさせてあげる。そして世界を、世界を一回りして、また私のところに帰ってくる。帰って来たあなたを迎える手、優しいその手であなたを掴んで、もう離さない。 G=イール…

残される

フェデリコなラルバに勢いがあるのならまだ、私たちは男の子だと吼えることが出来るのです。そうしなければ価値がない。紙のライトニングを買った価値が。 講談社には申し訳ないのですが、紙のライトニングにはやはり重大な欠陥が存在することをここにご報告…

雨が降る。冬が来る。

雨が降る。雨宿りをする。忘れ物をする。したような気がする。なんだったか、なんだったっけ。そろそろ息が白くなる。家の前ではカヤツリグサが、露にまみれて、ああ、こんな季節にまだはえているのかと認識を新たにするけれどまだ知らないことが多すぎると…

さいなんつづき

熱に浮かされて深夜の住宅街をふらつく。側溝を走り抜けていくモノを見る。猫にしては大きい感じ。まだ乾ききらないアスファルトの熱気。お人形たちがすごい気に障る。工事中の一軒家から、ココウ、ココウと声がする。正体が何かを調べる気はない。好奇心と…

ニンテンドー

ニンテンドー信者のことを妊娠と呼ぶのだそうだけれども、最初その字面には引いたんだけれども、でもやっぱり信者は妊娠して何ぼなのだ。文化の種を受け入れて、そしたらやっぱり自分の持っていたものと混ぜ合わして吐き出していかなきゃならない。

風邪を引く

秋口に風邪を引くのが好き。いくらか冷たくなった外気が鼻腔を通っていつもよりも熱を持つ、その匂いが好き。身体に力が入らず、アパートの階段でふらつく。コンクリートが敷かれた駐輪場から自分の自転車を引っ張り出す。温かいお茶、ちょっと砂糖を入れて…

噛む紫蘇

読書について、何か素敵なことが言えたはずなんだけれど、残念ながらそれは、携帯のメモリーと共に、忘却の彼方へと消え去ってしまった。 紫蘇の花房を噛みながら、鶏皮の和え物に手を伸ばす。ちょっと辛めな味わいのポン酢が迎える。カタルマリーナの灰羽は…

そうして今日もまた、いつもの麺を洗う。ぬるぬると手の中でうごめく。水道の水て二、三回しごき、氷水に放す。きゅうりと茄子を切る。きゅうりは千切りにして、茄子は出来れば蒸すのが一番だけれども、あれって結構手間がかかるから、少量の水と共に電子レ…

ナダルとフェデラー

今NHKでテニスの決勝戦見てるんですが、すごい死闘で面白い。って書くために目を逸らしたらいきなりセット終わりやがった。さてファイナルセットです。

檄文のヨル

セプテンバーじゃなくても、ノーベンバーだとは言わせない。おとといお隣を訪れた高利貸しにはオコゼとネコヤナギの餌になってもらった。声を大にして言うことは、行ったことを裁かれること。越前捌き的大技を、現在のプロレス業界には提案したい。人死にを…

ここのこと

ためしにいくつか書いてみる。ここはどういうところなんだろう。・あああああああああ、と、Aを押すと連なる。・BはBBBBBBBBだ。・効果音がない。ないと寂しいものなのだなと思う。・ときたま草が生えてくる。草を刈るとミミズが出てくる。・ミミズおいしい。…

雨が降る

反復する横とびの話をする。好奇心に憧れたネコ。水溜りに転がった長靴の持ち主を探す。華麗に踊る傘群。 反復する横とびは水溜りの水をはね散らかすから、好奇心に憧れたネコはさっと飛びのく。ざばあ、向こうから走ってきた車がわだちの水をざばあ。長靴の…

昔のこと。

PAIN3を連打した。でっかい雲と砂の山のトンネル、音楽を聴きたくて何回もおぼれさせた。丘の上に話をしに来てくれる人たちを待った。エリス・シシ。

エレGY

エレGY読んだ。懐かしい単語がいっぱいで、泣きたくなった。