ウソ日記

ない。ある。

2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

今日は頭文字ヤの方々とお食事会でした。こんなこと書くと後で怒られるかもしれませんが、面白いんですよ彼ら。フランス料理店で突然指詰めをはじめたときなんかびっくりしました。彼らの小指は定期的にこうしないと、ネズミの歯のようにのびすぎてしまうん…

シャンソン

ジュテームジュテーム僕の空ー(台詞)「夢っていう字に人が付くと儚くなっちゃうから 夢からは人を排除しなけりゃだーめなーのだあ」ららら銀座の町並み。ジュテームジュテームボンソワール

駄々

たまに駄々をこねるときがあります。んで、後で気付いて、「ああ、自分、駄々こねてたなあ」と思います。つーかこの数日の一連の言動が。 昔からそんな子だった気もしますが。

かかし

かかしになってみた。 かかしの身体というのはすかすかで、風が通るのが分かる。かかしになって初めて分かったのだが、かかしの足と言われているあの棒は、どうやらかかしの体の一部ではないらしい。立っているのではなく、その棒にくくりつけられているとい…

ターキッシュ・トレイン

1幕4場 90分車掌のチャン・リー丸頭のボヘミアギガント伯爵男の子レーダー教授時代20世紀初頭。3Cと3B政策のさなか。場面トルコ鉄道の食堂車。あらすじダマスカスからビザンチウムへ行く汽車の中の人間模様とかそんなの。ボヘミアとギガントは友人…

日記

別役実著「思いちがい辞典 『記録癖(1)』」は、とりあえず読んでおいて下さい。「ウソ日記」の題名に恥じないテキストを書きたいのですが、割と本当に難しいですね。 2004.8.24 サイパンより

手紙

何かかわいいものを見たような気がするのだけれど、それが何か憶えてないなあ。羽が生えてた?違う。そうそう、サイパンから帰ったら遊びに行くから。 かしこ そんな手紙がきて、ちょっと困った。

たられば

「たらればを言っても仕方ないんです。」「しかしなあ・・・。」「あの時こうだったらとかこの時こんなことをすればとか、そういうことを言い合うのは全くの時間の無駄です。」「そんなことないと思うぞ?」「目の前にある物だけが真実なのです。・・・これ…

パパ・テデスコ

リオ・グランデの様なもの。

トレインパーシー

トレインパーシー。「雲の間から見えたよ。」「それはきれいだった?」「きれいだった。」 きいろいひかりが角膜をすり抜けて、脳の奥まで届いた。 何かがかすめた。 石灰岩。幅広い積乱雲に乗っかっている。ところどころ、土ができていて、丈夫な類の多年草…

サボテン

自分が狂ってるんじゃないかと言うドキドキ感は、割と最高だ。ファミレスで、自分が紙に書き付けていた絵や文が、何かその手のヤツにそっくりだと気がついたときとか。そして、ファミレスで、周りの客を気にせずに紙に何か絵や文字を書き付けている行為が、…

人称

露悪趣味というのはいい趣味ではないと思うのですが。でもたまにしたくなりますよね。 こういう文章では「僕」を一人称によく使います。「俺」は喋るときには使いますが、文章中ではあまり使いません。僕の好きなエセ硬い文章とは相性が悪いと思うからです。…

バモイドオキシン幻夢譚

バモイドオキシンてなんでしたっけ。なんかどっかで聞いたことがあるのだけれど。・・・体に悪かったりしますか?バモイ化処理された8−キノリノールでOK? それはさておき。「ん、待ってくださいよ。」 なんですか?「本当は知ってるんでしょ?」 知りま…

アセチルニトリル備忘録

忘れまいとしても、大抵次に瞬間には忘れてしまう。そんなことがよくある。そこで最近はやりの、この備忘録をつけてみることにした。 1.電源をつなぐ。 2.7, 1-アセチル-4-メチルナフタレン過飽和水溶液と、 1-アザビシクロ[2.2.2]オクタン-4-カルボニト…

ダメ癒し

「ダメはいいよね。癒しの極致か?」 とは僕が所属していた漫研の先輩の言葉ですが、極致かどうかというのは置いておくとしても、現在巷にはびこっている「癒し系」と呼ばれる物をジャンル分けすると、「ダメ癒し」と呼ぶのが適当である作品群が存在すること…

花火

今回、花火が降ってくるようなところで見ることが出来てうれしい。音の振動が身体を通り抜けるたび、自然と「おー」と声が漏れる。 昔っからすっごい近いところで見るのが好きだったんですよ、打ち上げ花火。小学校の頃は打ち上げ地点が川のこっち側だったので…

ウソ

ウソをついています。 たとえば、海が好きだということ。たとえば、お寿司が食べれないということ。たとえば、あの春の言葉。中学の思い出の話。尊敬する人の話。 分かっています。そんなの。あなたのウソはすべてばれているのです。みんな優しいからそうい…

ほこり

ほこりを吸って咳き込む。実家に帰ってきてからずっと、喉や鼻に違和感がある。自分が弱くなったのか、それともこの家のほこりが増えたのか。使われていない部屋が多くなった。 大きな工場があった。朝、白い煙を吐き出して、この町の一日が始まった。 かぼ…

地図

「かわいそうだと思うわけ。」「誰がよ?」「私の祖父。そう、この地図なんだけどさ、ほら、ここ見て。宝の地図なの。」「・・・おー。これはこれは。」「祖父が死んだとき、遺品を整理したら出てきたのよ。」「・・・ひとつ質問したいんだけどさ、「宝の地図」っ…

暑い夏

今年の夏野菜はアクが強いのです。 裏玄関から家に入ると、ピーマンの強い匂いがふわっと香ります。きゅうりですら、軽い苦味が走ります。茄子と油の相性はこれくらいのアクで最高ですが、間違えて汁物なんかに入れたりするとひどいことになります。ゴーヤー…

泥酔詩 「新盆拾遺集」

新盆の始まり。1時に和尚様。名古屋から盆の出稼ぎ。昼飯は加薬御飯。血繋がりの人達の応援。誰だ。血繋がりの人の顔。ウチの家系は飲む人達だという。家の父と母だけ?違う。ハンサムなお兄さんに弟の大学のある薩摩の焼酎を勧めてつぶす。その人が父と従…

海老

デオデオ、デオデオ。海老がしゃべる音がする。私は、だまって、息も止めて、その音を聞く。十二時半の夜。冷蔵庫のドアをそっと開けて。 黒っぽいからだの海老は東南アジアからやってきたのだろう。私のからだの色は黒ではない色で、でも最近手のひらがまだ…

テネシー

大科学者のチェスタトン・ビーヴァーがその地を訪れたのは、ある晴れた夏の日のことだった。着くとまず、彼は現地の人間にこう尋ねた。「フーバーマンとアメンボ女はどこにいる?」 現地の人間はこう答えた。「チャタヌガの角を3べん回ったところさ。」「でき…

西瓜

「美味いスイカが食べたいなあ。」「そうだね。」「今年食ったスイカ、ことごとく外れだったからなあ。」「そうだね。」「・・・そうだねってお前、何で俺の食ったスイカの味知ってんのさ。」「ああ、今のそうだねってのはただの意味のない相槌だから。そうなの…

ケイトウ

ケイトウの繁殖力のすばらしさといったら、ほとんど雑草並みだ。切花からこぼれた種が墓場のそこかしこから芽吹く。この季節には赤い穂が炎のようで、場違いな感じに驚く。 逃げろ。

サンダーストーム

所用があって飯田に帰って来ましたら、何か凄い天気になってるじゃないですか。おかげで実家は停電です。母が、冷凍庫の大量のストックが全滅する、と嘆いておりました。中電に電話してもつながらねえし。どっかで火災もあったって噂も聞くし。 安全なとこか…

タバコ

MILDSEVENにつづき、CASTER、CABIN、FRONTIERと、次々に紙巻タバコの包装デザインが替わっていきますね。CABINの直線と赤のシンプルなのとか、結構好きだったんですが。あと、CASTERの新デザインの意図がわかりませ…

明日

明日は晴れです。間違いない。 そういって、彼女は出かけた。傘も持たずに出かけた。僕には彼女を引き止めることはできなかった。彼女はいらない物を置いていった。 ディズニーランドの跡地には、いくつもの容器の欠片が埋まっている。それを掘り出して集め…

朝起きたら、世界が変わっていた。 まず、買い置きの玉葱がピンクだった。皮をむくと、中からミルク色の飴が出てきた。なめてみるとちゃんとミルクの味がした。歯が全部抜けていることに気付いた。 服入れの中のシャツが全部、裏返しになっていた。表返して…

テネシー

書いた文章が消えやがりました。HDが一杯になったのが原因のようです。何から消そうか。