ウソ日記

ない。ある。

2008-01-01から1年間の記事一覧

飯田線のブッカネスカ

「次はー、伊那上郷、伊那上郷。」車内放送、下りる準備をする。ラジカセを持った変な女に話し掛けられる。当たり障りのない話、「次はー、伊那上郷、伊那上郷。」あれ? と、思う。さっきも流れましたよね?あまり知られていない事実だが、飯田線元善光寺駅…

センターフォワード

一瞬、私たちは互いが見えなくなった。ホーンゾウのケープ、コマから吹き出すチリの外縁に入る。「そういえばどう? 今度ピッツバーグのソバ、食べに行きましょうよ。日本人みたく大きく啜ってさ、」「終わったら、終わったらなー。」 いきなり話しを飛ばさ…

センバツ

長野県からなぜか二校も出ているということで、選抜高校野球の話。ラジオで二試合とも、途中途中ですが聞きました。長野日大はなんとも俺好みのランチームっぽくて、聞いてて楽しかったです。ナガトナガト。最後の盗塁失敗はご愛嬌。丸子修学館は・・・、あ…

相撲のこと。

外国人力士がどうとか嘆く声が分からない。いいことじゃないか。世界中の強いスモウレスラーが国技館で最高の相撲を見せてくれる。それは相撲というものの喜びだ。それこそもう、ロシアからグルジアからモンゴルとかからのみならずアラブアフリカ世界の強い…

すしばー

うめえこれはまじでうめえとろ皮焼きクリティカルな塩がさかな脂とあいまってこれはうめえ。やっぱ醸造アルコール入ってんのはどうにも消せない夾雑物入ってんのよね。今喉通った、メネギの食感、美味いな、なんだこれ、なんだこれ。酢飯とサリ、サリっと歯…

あこがれコトバ

口髭を生やしたダンディな大人に憧れたのさ。モノクルをはめた怪盗紳士に憧れたのさ。そうして大人になって、僕はもちろん怪盗紳士でも紳士でもないのだけれども、例えば、チーズフォンデュを食べよう、と言ったとき、そういう心持ちがないと言ったらウソに…

高炉

高炉で私たちはいくつかの思い出を焼いた。パン、ご飯、ソフト麺。おもち、マシュマロ、ピスタチオ。我々の煙が空に昇り、ジェット気流に乗ってカリフォルニア沿岸に降り積もるのだ。春の強い風にまかれ、目を眇めて陽を見た。渡井の父は技師である。配管の…

ファミレスで。

何でそんなに死にゲーの台頭を望むかね、君は!!!そう叫びたくなった。先々週の三連休、温水プールに行ったとき、外はこの地方では割と大雪の部類に入る感じの天候で、ゆったりとゆるい温度のプールの水の中を歩きながら、窓の外は一面白くて、なんか罪悪…

カワセミ師匠

凍える毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。重ね着に重ね着を重ねて生活しております。暖房が効かないので。エアコンなんですけど、暖房時に暖かい空気が居住スペースまで降りてこないのです。というわけでもったいない感がありすぎるためこの冬もま…

宝物丘の上傍には茂み、ヒースだかなんだか。ジェット 次の夏、またここにこれれば気流を掴んでたたんでた翼をひろげて空へ帰る。

ぼかろめいこ

頭にミーがつく程度にはミーハーさんなので、ニコニコ動画でちょくちょくボーカロイドを聞いてます。ただ、いま流行りのミクやリンレンより、一世代前の旧式のメイコカイトのほうが、なんか聞きやすくてよいです。声質が耳に優しい。http://www.nicovideo.jp…

山の手エアライン

山の手といったらミズスマシのようなもの。キヨキヨ水面を走って、落ちつかないったら。 母さんはそういってくさすけど、私はたまに、学校が半日のときとか休みの人かそういう時、山の手行きのバスに乗る。ほうわりと坂を登って、丘陵のてっぺんへ。そこから…

十二月兄弟

終わらないように爪を研ぐ 終わらない夜に爪を研ぐ セプテンバーは蚕だった。蚕であることをひた隠しにしていた。ノーベンバー以外は全員、そのことはもう知っていたけど、彼等は皆、自分がその事を知っているということをセプテンバーに対しては黙っていた。…

アオリ

ハインラインは生きていた!!愛国的タカ派秘密結社ホワイトバーベキュー!!そのときハインラインは……?!……あまり期待しなくていいです。まあ、自由の女神があんなことになったりぐらいですよね。

中川

ケーキは食べない、そのかわりにお酒を飲んだ。お酒と言っても朝の酒だ、朝と匂いの酒。混乱した中川さんがハンドルをわざわざガードレールの方ヘ切って、そう、私には本当、わざととしか思えなかったのだけれども、中川さんの顔を最後に、バックミラーの向…

ロ?そう、ロ。青い光の中で明日帰るか帰らないかそればかり迷っていたロ。ふわふわと光炎を振り撒き落ち着かないロを私は少し不安でだって彼はその力その力を抑え切れているようには見えなかったから。ロはロは?本当にバカだ。なんで迷うの、ってなんで迷…