「あのほら、あるじゃないですか。素敵な話。そういうのを逃しちゃいけないんですよ。」「で、あなたはご自分の話す話がその素敵な話であると。｣「そうです。いいですか、いまや日本人の３８％は外国人です。」「おっしゃってる意味がよく分かりませんが…。｣…

赤い蕎麦を食べた。赤い蕎麦の香りは甘く濃い。泰阜の地で１８８０年代にこの変異がみつかり、現在は長野県内でのみ生産されているという。普通の蕎麦よりも鮮度の低下が速く、この時期しか食べられないのが難点だとか。赤い蕎麦殻の枕を昔持っていたことを…

エビグラタンマンは怪盗だ！ あつあつのエビグラタンを犯行現場に残していく！！弟子 「…あつあつじゃないとだめなんですか？」師匠 「だめだ。」弟子 「…あつっ。」

ミカンをもらいました。右側が緑がかってるやつです。完熟ミカンはすっぱくなくていけません。そのミカンを車の助手席において、夜の道を走りました。見えるかぎりの信号が一斉に青になりました。錯覚でした。ＵＦＯが飛ぶぐらい。「豚肉は豚肉だから食える…

揺れました。 たまには顔を見せなさいということで、土曜日に長野にある母方の祖父、祖母の家に言ったんですが、そこで夕飯の鍋の準備をしている際に。がちゃがちゃと台所の戸の音がするので、誰かが開けようとしているのかなと最初思ったんです。やけに周期…

タマネギの苗植え。三列ずつ。やや盛り土。深さは１ｃｍほど。間隔はこぶしと伸ばした親指くらい。水をかけ、オルトランを添えて出来上がり。温かいうちにお召し上がりください。

実家の冷蔵庫はヨーグルトの匂いがする。母にその事を言ったら笑われた。確かに中にヨーグルトは入っていない。発酵食品の多さが、似たような雰囲気の香りを作り出しているのだろうか。アパートの冷凍庫の匂いは熟成した肉の匂いだ。多めに買って放り込んで…

えーとね、低学年の男子連中ってやつは。そんなに駅のベンチで寝ている大人が珍しいかい!?・・・珍しいか。ここいらじゃ。

呪詛をぶちまけてどうするんですか。これ以上世界に憎悪は要らないんです。

助けて。ジュースの空き瓶が並んでいます食べたくないものが増えている居たたまれなくなって逃げろ居たたまれないのはいけませんよ？食べたくないのは自分で作って自分で食べたものたちだ饐えた匂いがする朝、自分で作ったみそ汁を、床にぶちまけたくてたま…

分からないことがおきた。彼が帰ってきた。彼は今、居間にいる。傘立てには彼の持ってきた白いビニール傘。まだ、彼は帰ってきてから一言も口を開いてはいない。「姉ちゃん。」今、私を呼んだ。

丘の向こうに村がある。その村の近くには森があって、彼らの生活を支えている。低地は湿っていて、泥炭層を長い年月の間に積み重ねている。夏には蚊柱が立つ。冬は、この地方は雪に閉ざされる。低温を押して訪れるのはわずかな数の商人だけだ。

少し前の話になりますが、相棒の新シリーズが始まりましたね。水谷さんの顔が定期的に見られて嬉しいです。「お恥ずかしいったらありゃしない。｣ の刑事貴族のころからファンでした。僕という一人称使いのキュンと来る感じを上手く持っている人だと思います。

丘が連なる。そのうちの一つに、コインを埋めた。１０００年後、それを掘り出した。

「信じてください。」 ラララの子が勘違い革命を起こした。勘違い革命とは勘違いによる大革命だ。そして失敗した。まだ感違いさせているのは歌のようなものだ。歌は人を勘違いさせてラララの子を脅かした。待て、それは勘違いだ。ラララの子が脅かされたので…

ジブラルタルに住む象はきっと青い歯で心を噛むのだろう聞こえますか？ヒューストンヒュ−ストン？足りてる足りてないは物の言いようでロケットがケロシンと酸素を化合させる際の悪夢を肩代わりしている肩代わりしているのは俺だ俺がロケットだぐんぐんと迫る…

・スープ チキンベースで、ネギ、ショウガ、シイタケなどの野菜とともに。酸味がわずかにきいていて欲しい。それにばれない程度の魚。科調は別にいいけどコショウが辛いほど入っているのは。・麺 あくの強くない透明感のあるやつ。にゅるっとした食感の。ス…

焼きトマトや焼きリンゴや焼きミカンは嫌いです。腐ってるような雰囲気になって。それらを加工して過熱したもの、は好きなんですが。鶯谷にはいろいろなものを焼いた屋台が並んでいます。前述のものに付け加えて、メジャーなところではバナナやマシュマロ、…

カステラにクリームをかけて食べるのは邪道かしら。きっと邪道ねと畳子さんは思いました。ある薄暗い１１月の曇りの日のことです。外の空気は１１月なので当然もう秋も終わりの空気なのですが、畳子さんの部屋は夏の色のままです。海でみんなで撮った写真が…

大根とはいっしょに旅をしてきたけれど、この三叉路でお別れだ。僕は右の道、大根は左の道を行く。「熊には気をつけろよ。」「こっちは会わないよ、多分。｣ 大根はおでんの大根で、僕は中田家の次男だ。塩尻の古い駅の跡で出会った。川沿いの道を歩いてここ…

本日は見事な秋晴れで、絶好の稲刈り日和です。・・・一昨日昨日と雨が降らなきゃ。 水がついてるせいか何なのか、機械の不調さにやることが限られます。はざも立てられません。手で刈る案も出ましたが、素人集団かつそれほど多くない人手の家庭分のみ農家で…

今日、おじさんが山から採ってきたキノコを片手に酔っ払って現れました。酔っ払っている人を見ると酔っ払いたくなるので、ヤカンのお湯で焼酎を割って飲みました。そしてキノコを食べました。 おいしかったです。

白い夢の中を歩いていった。まだ唐松が咲いている頃だった。デンタピースは２４時間でろくでなしには用がない。まだ彼に会わないのはきっと、僕が彼を見つけるまでの時間素を持たないからか。母は言う。強い男になりなさい。まだいいちごを飲めるようでない…

「そういえばさあ、あなたってニンジャ？それともサムライ？」「どっちでもねえよ。・・・てか何だその質問。」「え？だって日本人の男の９８％はニンジャかサムライなんでしょ？」「どこの日本だそれ。後の２％何だよ。」「・・・ショーグン？」「将軍様多…

ハウルの動く城を見てきました。動きますね、城！ ラストの「動く城」ｖｓ「動く都市」のバトルは必見です。数ｋｍの「動く都市」をジャイアントスイングするなど、むちゃくちゃな絵を存分に見られます。日本が培ってきた巨大な怪獣ｏｒロボット物の極北とい…

じわり息を潜めて敵を待つ月には蟲やってくるのは終わりじわり明日の朝、話せたら話す。話せなかったら、 泣いてくれると嬉しい。だめだ、センチメンタリズムだ。センチメンタリズムは、だめだ。

ナシといえばあれだ、曾祖母の生家の人が風などで傷んで出荷できなくなったナシをよくおすそ分けしてくれた。傷んだところというのはリンゴの蜜の部分のように茶色く透明になっているのだが、別にそれほど他の部分と味が違うわけではない。秋口の黄色いナシ…

前の取材の雑誌見る。こんなこと喋ったっけ？７時半から常会。かわりに出る。９日５:３０から地区のあれ。さっき何かミネから携帯入った。飲んでるらしい。かわりばんこにいろんな声聞く。よく情況わかんないけど。外出るのはまずい。横から行けばよかった。…

基本的に流しっぱにするテレビ局はＮＨＫと決まっているのですが、ザンスカールという言葉が流れてきてビクッとなってしまう自分はやっぱりＶガンスキー。ヒマラヤあたりの自然紀行でした。ロード・オブ・ザ・リング３のミナス・ティリスみたいな風景のとこ…

海が広がっていった。足をすくわれた。そこにオキゴンベが入ってきて餌になった。餌になったので痛いと感じた。昔はここから走っていけたのに、今では海で隔てられて。あの商店はガムとガチャガチャを買うところだった。僕はお小遣いのほとんどをそこで費や…