ウソ日記

ない。ある。

花火

 今回、花火が降ってくるようなところで見ることが出来てうれしい。音の振動が身体を通り抜けるたび、自然と「おー」と声が漏れる。

 昔っからすっごい近いところで見るのが好きだったんですよ、打ち上げ花火。小学校の頃は打ち上げ地点が川のこっち側だったので、家族と一緒にシート敷いて見てました。時にカキ氷とか買ってもらったり。いつの頃からだったか良く覚えてないんですが、安全面での配慮か、花火の打ち上げ地点が川の向こうになり、それまでいつも見ていたところからすごく遠くなってしまいました。最初何年かは家族と一緒に元の場所で見てたんですが、そのうち一人で打ち上げ地点の近くまで行って見るようになりました。年によって、すぐ近くまで行けたり行けなかったり。

 くしゃみがでるほどの閃光。遊星弾がこっち飛んでくるような錯覚。いやたぶん錯覚じゃなくて、子供たちなんかがキャーって叫んでるのは正しい身体感覚なんだろうと思う。50mくらい先で爆発物が弾けている快感。スタ−マインの柳の火花が目の前の土手の斜面に落ちる。燃えカスはさっきから体に当たってる。