ウソ日記

ない。ある。

2007-01-01から1年間の記事一覧

謎掛けモンドー

「今週のお題は ・チタン ・タンタル ・タングステン 月のお題は ・微細構造定数です お葉書どんどんお寄せください。Faxは××××−××−××××、E−mailは〜です。」「タンタルのお題が少ないようですね有江さん。」「そうですね、明日は金曜日ですので今週の…

コミティア

完徹してコピー本をでっちあげて、ただいま東京は国際展示場西ホールにて目の前を滔々と流れる人の流れを見ています。見てるだけ。昔から伝えることを放棄しがちな人間でしたが、最近それが輪をかけて酷くなったような気がします。とりあえず説明する気が起…

さっちゃん

ほかの子と遊びなさい。 と言われても困るのだ。私にはサチエしか見えない。ほかの子、と言うのがいるのは知ってる。サチエが誰か私じゃない子と話しているようなことをするのは良くあることだし、サチエもほかの子がいるということを言ってる。ママだけじゃ…

歩く

歩くのが怖くなったのです。だってそうでしょう? たった二本の足でなんて。バランスが悪くてたまったものじゃありません。私は足の大きさが小さいので、余計にそうなのです。常に動バランスをとり続けなければならないんですよ?とはいえ歩くよりもさらに、…

夏は嫌い

「攻撃的なアートなんだから」とおじさんが言った様に、僕もまた第一人者として歳時記を操るのだろう。例えばアザラシを秋の季語に移して、夏は嫌いだからページを減らそう。蕎麦を食べよう。ホウレンソウを煮込もう。 ホウレンソウと蕎麦で鯨のようなものを…

クマ

ボタンの目、黒い糸。フリーな股関節の可動域は240°くらい。あまり動かすとやっぱり壊れる。そこだけに触らないでもっと動くところはほかにもあるよ。フリーなんだから撃てよ。頭狙って、息止めないで学校では冬の授業が始まる。子供たちは各々の言葉を選…

三つに別れた

「カリィの人」・カレーを食べる。カレーに醤油をかける。カレーが怒る。ニヤつきながら醤油をかけつづける。「タチオヤ」・葦の野にサギの仲間が一羽。ひそひそ話。ボートが揺れて波紋が広がる。サギが気付く。網を投げる。飛び立って逃げうせる。頭飾りの…

メモ

「ビームの清潔感をあてにしちゃいけない。」「CIV中毒の恐怖〜”それとも人間やめますか?”」「電脳コイルとダメージ表現問題。」

キャプチャー

夏のボーナスが出たらしいので、テレビキャプチャーボードを増設することにしました。ちょっと録り貯めておきたい番組があるのですけれど、先日、家にある唯一の録画機器であるところの14インチ一体型テレビデオのリモコンが逝かれて予約録画ができなくな…

フォル

内容がサーッと流れ落ちていく。細胞壁を残して。顎を手で支えていたから残った。疲れた一緒に何もかも落ちてった。快い。みたいだね私いいのでハインリヒ電車がガタゴト木の板のカウンターに説明責任レゲエはやめろ。

起床

目覚まし時計の秒針がぐるぐるとすごいスピードで回っていて怖くなった。1、2、3、と数える間にもう一周している。さっき一回目のアラームが鳴ったはずだ。7時20分の。二度寝するためにスヌーズで消した。じゃあ今何分だ? と考える間にもどんどん針は…

じゃれる

日本人が人参好きなのには訳があります。だれだって穂は疎ましいのです。「重くなるほど頭を下げる」という、その慇懃無礼さにです。お分かりですか? それとも、おかわりですか? いいでしょう、おかわりいいでしょう。おかわり持ってきましょう。 サトウダ…

パーマン

手や足先が冷たくなっている。きっとこの2日、何もモノを食べていないからだ。耳がキーンとする。大胸筋がなぜか痙攣する。ウラジオストックからの便りは来ない。カニのお土産、もう時季じゃないけれど。 パーマンの話を最後にした。パーマンはえらく無用心…

昔のこと

夜中、ジュースを買いに出た自動販売機の横に、1995年ごろの月刊いいだが束になって古紙ゴミに出されていて笑ってしまった。そういう偶然はあるものなんだね、と。つい一冊抜いて持ち帰ってしまった。懐かしくなったからだ。家について開いてみた。今と…

缶フギイ

半端に潰された空き缶が道に一面に敷き詰められていて、多分厚さは30cmくらい。その上を歩いていくとかしゃかしゃと音がでる。それにつられたかのように、そいつらが出てくる。するーっと缶の、あの涙の形の飲み口から。目のようなものは見当たらない。先…

銀色貨物を積んで走る赤い列車に乗せてもらう。どこまでもどこまでも。けっこう揺れる。はじっこの隅で、壁に体をギュッと押し付けて縮こまって、目立たないように目立たないように。毛布はお祖母さんからもらったんだ。

メタボ

たまるし。たまっていくのはこれぐらいだし。考えとか記憶とか、ないし。しっかり。片手で無理だったら何とか両手でなんとしても何とか

ダメグラビティ

ひどい。6時間ぶっ通しで「アラビアの夜の種族」を読み通した。そんなことしか出来ない。

司令室の隣の待機所

テーブルの上に箸立て。箸が七本。急須、茶碗、コゴミを胡麻で和えたの。アイシンのプロープ、非電解質の電位。コクゾウムシたちを除ける芳香成分の染み付いたパッチが入っていた、封が破かれておいてある。ゴミ入れに捨てればいいのに。垂れ下がるイエロー…

ネットの誠実

こういうことしか書けないというのは、でも、おもしろい。こういうような言葉達が活字となって目の前のモニターに広がっているのは楽しいし、うっかり引っ掛かった検索の窓を開いてしまった人達のモニターに広がったりかもしれないと想像するとついニヤニヤ…

はいしゃ

うで歯医者うだつのあがらない恋人の歯医者歯医者の野に降り立つとき我々はいくつもの凄惨なバラ色を手にハイキングなみに浮かれよう。

見た感じ

よいものわるいものは分からない。自分にも結局絶望しない。だからまだこんなことをやっている。

コーヒー宇宙

コーヒー豆犬に宇宙を見たとか言うと君は笑う。そりゃしょうがない、まずもって宇宙を見るという言い方が陳腐だ。陳腐というか正しくない。「宇宙は食べるものです。」モーリシャス教授の真似をして口をとがらかせて、でも目はニヤついたまま、三限ぶっ通し…

お酒のこと

憧れで飲み始めたのではない、と言い切ることは出来ない。ラムとかなんか飲もうとするときはどうしても帆船小説の気分がかぶるし。そしてうっかりロックだとかストレートだとか言ってしまう。だらしがない。でも、そういうスピリッツのを少しづつ、ジンとか…

内海

礁に囲まれて大型船では外に出れないし当然中にも入れない。古くは火山島だったのだろうけれど面影もない、島々が点々と。帆船が一隻水路に座礁している。戦列艦クラスより一回り小さい。大分ボロボロで、もう一度大きな嵐が来たらきっとバラバラになってし…

180度回頭して支援に向かえ

目の後ろの方。

街かどの歌

捜査線上にいつもいるスカしたあの子穴開き枯れ葉ノイジーコーン竜の背

飽きるまで

百万歩ほども歩いてきたので、そろそろ飽きてきた。そろそろ寝転がりたくなった。背中が痒い。どうも殻が割れて中から羽が生え出してきたようだ。羽化だ。羽化になったのだ。僕は羽化になった。 うかうかしているうちに、早く。「逃げられないぞ、ルパン」 う…

うえの方

「上を向いて歩こう。」「OK。」「下を向いて歩こう。」「Really?」 RPGの「ストーリー上不都合な選択肢を選ぶとGOTO設問前の戻る」類のエセ分岐ではありませんが、ある一方の選択肢を選ぼうとしてもやんわりとたしなめられて、もう片方の選択…

黄砂に吹かれて

喉が痛いのですが黄砂のせいですか。名古屋の町並みがどこの砂漠都市だってな具合に黄色く煙ってましたね。そういえば週末に、結石の激痛を久しぶりに味わいました。我慢してたんですが結局寝れないので病院に行くことにしました。一度入ってみたかったので…