ウソ日記

ない。ある。

明智

 白い夢の中を歩いていった。まだ唐松が咲いている頃だった。デンタピースは24時間でろくでなしには用がない。まだ彼に会わないのはきっと、僕が彼を見つけるまでの時間素を持たないからか。母は言う。強い男になりなさい。まだいいちごを飲めるようでない。9、10、11・・・数えた後はいつもこうだ。だだ漏れの嵐が来るのだ。埼玉のあつこは刀を振りかざして誰か殺そうと身構えているけど、刀には血が着き過ぎて腐臭を発しているから誰も寄って来ない。あつこも身構えているだけだから誰も死なない。さて、じゃあ死ぬのは誰だ? 被害者は君だババーン!! 当たったらしい。
 当たったはいいものの、当たったやつはまだ生まれてもないから探偵の明智君は困った。じゃあ僕はいつまで待ってればいいのか。多分55年ぐらいだ。そのとき君は89だ。抜けた明智の歯は死者の葉に包まれてアマゾンの奥地のチリ族の元へ届けられる。そこでの通過儀礼とドラッグは明智の歯から新しいビジョンを呼び覚ます。インディゴブルー。明智の歯から生まれたのは二酸化明智。燃えない身体を手に入れた。魂の燃焼だけは外からふいごと強酸化剤で何とかするので弱点はない。強いて言えば猫に弱い。猫の微笑みで即死。
 即死してしまった二酸化明智にババーンして、明智は老衰で死去。犯人はお前だババーン!! にゃあ。