ウソ日記

ない。ある。

金属

 乙女の柔肌の様に金属を扱う気にはなりません。金属に対して僕は思い入れがあるのです。金属はもっと強いものでなければならないのです。強くなれ、金属。金属というのはそもそも金属結合で原子同士がくっ付き合っているものでありましょうが、金属結合というのはネバネバです。ネバネバならば金属と言えるのでしょうか。言えるのです。だってオクラは金属ですから。トロロも金属です。納豆は微妙なところですがやはり金属だとする見解が多数を占めましょう。さて、ここで問題なのは、「ではガムは金属だというのか?」ということなのです。もちろん皆さんも知ってのとおり、ガムは金属ではありません。あんなものが金属だというのは金属に対する冒涜だとすらいえます。しかしガムはネバネバです。この矛盾をどう解決するか。答えは簡単です。すなわちガムはネバネバではないのです。元々矛盾ですらないのです。ガムがネバネバだというのは中世以来アッシジ派の教会によって広められてきた偽りの認識なのです。証拠に、古い文献にはガムがネバネバだという記述は一切出てきていません。アリストテレスはその著作「自然学」の一説で、こう語っています。ガムは空気の元素を多く含む、と。ネバネバである物を彼は大抵水及び土の元素を多く含むと記述しています。ガムごときが金属である訳はないのです。金属は素晴らしい筈なのです。SCM435とか。