ウソ日記

ない。ある。

大佛

大佛次郎の「パリ燃ゆ」を読んだ感想について語りたい。まだ最初の数章だけれども。

ウエダハジメにマンガにして欲しいーっておもったんだ最初。革命の甘やかな高揚感、ウチゲバのジリジリとした焦り。でも読んで行くうちに、こう思った。ああ、これは、トミノの、ということはすなわちウエダの、父祖たる文体なのだと。いちいち腑におちるのさ、その言いまわし、その諧謔。2人の子たる俺には。