ウソ日記

ない。ある。

ゆらぎの神話

 Tournamented Celestial Gaze(星見の塔トーナメント)、略してTCGにちょろりと参加しています。会場はこちら。
http://flicker.g.hatena.ne.jp/Niv-Mizzet/

 Niv-Mizzetさんという方が主催されている、トーナメント形式の対戦ゲームです。キャラクターを作りパラメーターと行動パターンを決めて戦わせるのです。現在二回戦目が終わったところ。僕の作ったキャラも何とか生き残っています。がんばれ。

 さて、このゲームは、ゆらぎの神話という、ある企画を母体にもっているようです。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=373088
http://flicker.g.hatena.ne.jp/
 つまり、「みんなで神話っぽいなにかをでっち上げよう、断片的な記述を纏め上げたり分散させたりしよう。矛盾とかそういうのも可。ゆくゆくは日常会話に使われるタームや種々の創作物に対するイメージソースのひとつになっちゃったりすると素敵だよね。」的な。今勝手に僕の理解の範囲でまとめちゃいましたが大体そんな風の。二年ぐらいの歴史がある企画のようで、僕は、何か面白そうなことやってるなあ、と思ってときたまチラ見してたりしてました。最近、というか上記のゲームに参加してから本気でちょっと読み込みを始めてみたんですけれど、膨大な記述の群れの中にいろいろ素敵なネーミングやお話があります。引っかかったのをいくつかピックアップ。まだほんの一部しか読んでないですけど。

・「悪いのはアルセスです」
・【最果ての二人】の様々な語り変え
・最果てに住まうティアテラ (これも【最果ての二人】のバリエーションの1つでありうるのか?)
・ガラドリウス=レムナ=ウリャンヴァスク(TCG参加キャラ)
・とうそうのけものウェバラナイエ(同上)
 

 現代神話体系というとビックリマンを思い出す人も多いでしょうが、僕はそれにあまり親しんでなかったので詳しいことを言えません。個人的にどっぷり浸かった現代神話体系としてはAM世界とかラファティ世界とかになりましょうか。どちらも有矛盾であり通時的な史観をけして持ちえず、しかし諸処の作品同士は濃密にあるいはさりげなく絡み合い、そして語りはダイナミックかつ端的で内容は人の倫理を軽く超えがちです。保管機構未来もそれに入れてもいいかもしれませんけれど、あれは計画された未来史として書かれているのでちょっと毛色が違いますか。

 というわけで、当サイトにも、ゆらぎの神話由来ものが混ざりこんでくるかもしれません。というか落描き庫のカメムシ騎士団そうですしね。