ＥＲＲＯＲ

　西の空に、雲間からの光条がばら撒かれているのを見ました。黄砂が空気中のエアロゾルを増やしているせいか、としばらくしてから思い当たりました。黄色味のシェードがスモッグの鼠青の換わりに街に掛かっているのに気付きました。

　こういう光条の事をレンブラント光線と呼ぶのはどうやら大島弓子の「クレイジー・ガーデン」の中だけのようで、一般名詞だと思って使って恥をかいたことがあります。皆にきょとんとされました。作中であまりに当然のように使われているものですからうっかり錯覚してしまったのですね。まあしかし、そんなふうにマンガなどで間違った記憶を植えつけられているのは半分ぐらい仕方の無いことで、顕在化してないだけで自分の脳の中に大量に結線されているはずです。たとえば

　コンフィの日本語訳は五右衛門揚げ。ｂｙ「空の食欲魔人」
　

　・・・とまあこの辺まで書いたところで検索かけてみたら３０００件ほど「レンブラント光線｣でヒットしていたので、実際のところどうなんでしょうかね。見た感じ上の使い方と、もう一つはライティング法の一種でこれがあるみたいです。どっちにしろ恥の上塗りには間違いないですが、鍋の美味しい季節になってきましたね。