ウソ日記

ない。ある。

探偵たち

 ノリッジの矢に乗りたくてノリッジまで行ってみましたがノリッジの矢はほとんど百年も前に廃業してしまっていたのでした。今ではノリッジも綺麗な家と綺麗な車が綺麗な橋を走っていました。今ではノリッジに居ます。人が来ています。
「こんにちは。どうですかおかわりは。」
「おかわりはないですよ。ワンと言えワンと!!!」
「はいはい、あー、冷蔵庫が開けっ放しですよ。すごいことになってますよ。お肉とか。」
「ワンと言わないなら私が言ってやる!!! ワン!!ワン!!ワン!!」
「またロンドンではテロみたいなのがあったようですねー。死んだ人はいなかったみたいですけど。物騒な世の中になりましたよね。まあこんな田舎じゃ、テロるものも無いですけど。でもなんで自分まで一緒に死のうとするんですかねー。」
「トッコウさ。ジョンブルは味わったことないんだったっけな。」
「あ、今日はお布団干しましょうねー。」
 毎日が健やかの気分に包まれて過ぎていきます。