ウソ日記

ない。ある。

痛い

「痛い食べ物ってさ、あるよね。」
「何だよ、急に。まあな、一人ぼっちのクリスマスのチキンとか痛いよな。」
「そういう痛さじゃなくって。」
「じゃどういう痛さよ?」
「ただ単純に「痛み」を感じるの。」
「?」
「例をあげればバーミヤンのライスセットのスープ。」
「またえらく具体的だな。」
「まあバーミヤンは全体的にそうだけど。またはガストの鉄板棒餃子、カップラーメンの特に塩やしょうゆの類、とあるコンビニのおにぎり、ジョンガラ節のミンチ。」
「最後の一つが良く分からんけど、それはつまりジャンクフードってことか?」
「んー、まあそうかもしれない。ジャンクフードにも痛くない食べ物はないことないけど。とにかくさ、口の中が「辛い」とかじゃなくてたんに「痛い」って感じにならない?そういうの食べると。でさ、そういうのって許せないじゃん。」
「まあ、分からんでもない。」
「そう?じゃあ決まりね。」
「何が?」

こうして、「痛い食べ物バスターズ」の抵抗は開始された。
具体的活動:コショウ密輸船の撃退。味の素鶴ヶ峰工場襲撃。