ウソ日記

ない。ある。

テケテン様と歌と星

 私がこのことに反対するのは、例のごとくテケテン様のご選択に従うためである。ラグのある送信回路といまいち歯切れの悪いぼそぼそした喋りには信者の中からも一部不満の声が上がるものの、テケテン様がテケテン様であるのだからそれでいいのだ。研究施設では次の打ち上げのための新型HTVが組み上げられ、各種チェックが行われている。ブザービートを心に強く願い、信じられないものを心から追い出し、最高の週末だったよと言えるように友とラーメンを食う。光が天体の運行を生み出すのなら、重力の源を導き出すためには、どれだけ論述が複雑に、あるいは精緻にならざるを得なくとも、ただひとつの光の方程式によって全てが導き出されなければならない。たとえば、センタープレーヤーの中でポストプレイができるものなど、一握りしかいない。ましてやそれが、リバウンド力やバスケットボールIQを兼ね備えているものときたら、それだけで10年に一度の逸材だ。それと同じである。どうも、顔の類型と言うものがあり、私はそれに対し、ココアでもコンビにでも代えることが出来る。このような海域の立場で、口が悪い、根は日本魔法騎士の先駆けとして、私たちは全世界に広がって生きた。将来のビッグバンに備えて。ビッグバンの降る夜、男たちは100%の好奇心と15%のラブ心で持って星空に別れを告げ、女たちはいつものようにガールズトークに花を咲かせるのだろう。ビッグバンとはすごいものだ。我々が想像し得ないほどすごい。なんせ宇宙の星々のすべてが一瞬にして、ポップコーンになってしまうのだから。
 ロシナンテ氏が人間だったら、ババロッティ氏が海産物だったら。本当の歌声と言うのはおそらく喉から出る。そのことを人類が知ったのはほんの一月前のこと。