ゲンガオゾ
そういう名前のMSがありました。
使い勝手のいい心象的イメージを多用することをクーデロンは厳しく戒めてはいたのですが、ナガノはいうことを聞かず、私ははらはらしておりました。底が抜けてしまったように明るいマーチが聞こえてきます。引退と内戦にとても相応しい曲です。そう感じてしまう映像作品の影響力とは恐ろしいものです。名札の無いロッカールーム、あるいはちぎれた手足と弾けた鼻梁。肌に粘りつく皮膚の破片の感触と逸らされる視線の感覚、そういったものをあの音楽と共に徹底的にフラッシュバックさせます。
いちどきに食べられる量は限られています。でも私はいつも、それを越えた量の食品を買い込んでしまいます。安心します。いつ彼がやって来ても鍋にはまだ温かい煮込みがあります。そんな、ロールプレイが好きです。
ナガノが新作を放流しました。アセチレンランプです。相変わらずあの曲を使っています。
どこかで鈴の音がしています。