ウソ日記

ない。ある。

うちなーぐち

 ひとまとめにして蔑視の対象となりやすいうちなーぐちですが、うちなーぐちにもいろいろな種類があるのです。たとえば、うちなーのほぼ中央に位置する古い湖の周辺では格助詞が二連漸近変化の後、重合して能動形を作りますし、その東部の山岳地帯ではバム=ノボチョフスキー連体詞の世界で唯一の例が見られます。

 「それなりに幸せな日々」の過ぎ去っていくスピードの速いこと。酔生夢死というのは孤独の別称らしいですよ?

 うちなーぐち研究家の巴知名さん(82)は、こう語ります。
うちなーぐちというのはまるで海に蔓延るクラゲのようなものです。底が浅く、単純な形態に見えますが、ときおり想像を絶する奇怪さを見せる力を孕んでいるのです。」
 ザミンダーリもそう言います。